本記事では、最近何かと話題のコールドシャワーに効果があるのか解説していきます。
コールドシャワーとは
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その名の通り、10〜20℃の冷たいシャワーを浴びることで、さまざまなメリットがあるとされています。
コールドシャワーのメリット
コールドシャワーのメリットとしては以下のものがあります。
- 覚醒効果・集中力アップ
- 免疫力向上 & 風邪予防
- 血流改善 & 冷え性対策
- ストレス耐性向上 & 精神力強化
- 幸福ホルモン(ドーパミン)増加
- 髪や肌を健康に保つ
- 脂肪燃焼 & ダイエット効果
順番に解説していきます。
1. 覚醒効果 & エネルギー向上
冷水が皮膚に触れると、交感神経が活性化し、アドレナリンが分泌されます。
これにより、心拍数が上がり、血流が増加し、エネルギッシュな気分になれます。
筆者はこのメリットが一番でかいと考えています。なぜなら、朝にコールドシャワーを浴びることで
おすすめのタイミング: 朝起きた直後、仕事や運動前
2. 免疫力アップ
コールドシャワーは白血球の生産を促進し、免疫力を向上させると考えられています。
オランダの研究(2016年)によると、30秒間のコールドシャワーを毎日浴びると、病欠率が29%減少したというデータがあります。
3. 血流促進 & 循環機能改善
コールドシャワーを浴びることで血管が収縮し、その後拡張することで血流が良くなります。
これにより、心臓の負担を減らし、血圧を安定させる効果が期待できます。
おすすめの人:
- 冷え性の人→ 血流が良くなり、体温調節機能が向上
- 運動後 → 筋肉の回復を早める(アイスバスの効果に近い)
4. ストレス耐性 & メンタル強化
コールドシャワーを浴びることで、精神的なタフさが身につきます。
- 冷水は最初は不快ですが、「耐える力」を鍛えるのに最適
- 「寒さに耐える」という経験がストレス耐性を向上させる
- コルチゾール(ストレスホルモン) の分泌が減少し、リラックス効果が得られる
などの効果があります。
5. 幸福感アップ(ドーパミン分泌)
コールドシャワーで「ドーパミン」が増え、気分が向上します。
研究によると、冷水を浴びるとドーパミンの分泌量が最大250%増加することが確認されています。
このことから、うつ症状の改善にも効果があるとされています。
おすすめの人
- 気分が落ち込みやすい
- うつ気味
- モチベーションを高めたい
6. 髪と肌の健康を守る
冷水は皮膚や髪の乾燥を防ぎ、健康的な状態を保ちます。
温かいシャワーは皮脂を取りすぎるため、冷水のほうが保湿効果が高いためです。
期待できる効果
- 肌の引き締め(毛穴の開きを防ぐ)
- 髪にツヤが出る(キューティクルを閉じる)
7. 脂肪燃焼 & ダイエット
体の「褐色脂肪細胞(ブラウンファット)」を活性化させる。
つまり、 脂肪を燃焼しやすくし、ダイエット効果が期待できるということです。
また、冷水刺激を受けると、体が熱を生み出そうとするため、エネルギー消費量が増えるため、
基礎代謝が上がり、脂肪燃焼につながるという効果もあります。
おすすめの人
- 代謝を上げたい
- 痩せやすい体質になりたい
デメリット
一方で少ないですがデメリットも存在します。
- 体の弱い人には向かない
- 最初はかなりきつい
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体の弱い人には向かない
やはり体質によってはコールドシャワーが向かない人もいます。
例えば、心臓に持病がある人や、極度の冷え性の人はやめておいた方が良いでしょう。
また体調が悪い時もやめておきましょう。
最初はかなりきつい
筆者もコールドシャワーをしていますが、人によりますが、慣れるまで二週間ほどはかなりきついです。
特に冬場はよりきつくなるため断念してしまう人も多いでしょう。
【実践方法】初心者向けの冷水シャワーのやり方
メリットとデメリットを把握できたところで、初心者向けの実践方法を紹介します。
いきなり全身冷水はキツいので、段階的に慣らすのがコツです。
コールドシャワーを浴びるタイミングはいつでもいいですが、筆者は、一日を生産的に過ごせるよう、朝に浴びることをお勧めしています。
また、理想の水温は10〜15℃ですが、高めの温度から徐々に体を慣らしていきましょう。
ステップ①(初心者)
- 普段のシャワーの最後30秒だけ冷水を浴びる(足元→腕→上半身の順)
- 少しずつ時間を延ばす(30秒→1分→2分)
ステップ②(慣れてきたら)
- 最初から冷水で入る(15秒~30秒)
- 深呼吸しながら耐えると楽になる
ステップ③(上級者)
- 冬場でも朝イチで冷水シャワーを浴びる
- 冷水だけで3~5分耐える
コールドシャワーを浴びて生産的な1日を送ろう
特に朝のコールドシャワーは、眠気が飛び、すぐに活動に取り掛かれるというだけで大きなメリットです。
体に無理のない範囲で実践し、充実した1日を送ってみてください。
本当に無理はしないでください!